ノイオイラ的機械(ノイ/neu)『破烈の飛行船「ペンドラゴン」(Bang ship "PENDRAGON")』






【製作記事】
前回の「飛ばない理由」でエントリーを断念した放置アイテムを完成させようと思ったのが今回参加した当初の理由だったのですが、にもかかわらず色々とアイテム選択で二転三転としてしまい悩んだ挙句にちょうどアンティークミシンがマイブームだったこともあり「空飛ぶアンティークミシン」をモチーフにしようとゆうことに。外見はミシンだけでなく、機関車、飛行船、骨格標本などなどスチームパンクの要素が混ざりつつも、アクマイザー3のザイダベック号、ニュージーランドのネッシーの死骸(実はウバザメ?)、天空の城ラピュタのタイガーモスなどなど色々なものが結局はモチーフとなってます。「飛ばない理由」を「飛ぶ理由(翼=揚力発生装置)がない理由」と解釈し、固定翼も回転翼も持たず正面が縦長で前後は横長な印象を持たせつつスカスカな、とても大気圏内を飛ぶようモノには見えない模型自体は、東急ハンズで買った巨大たまご型ケース、100均の歯磨きセットのケース、流用パーツ、ジャンクパーツ、ランナーなどなどをただ貼り合わせただけで作りました。エポキシパテはパーツ同士の接着で強度を上げるための隙間埋めなどに使ったのみ。そして「飛ぶ理由」の読書感想文でもあるんですが、製作開始時から明確に意図したのは、張り線、真空管、エッチングパーツ、魚雷などはあえて使わないで作ってみるとゆうこと。ただクラウディア・ユニットは最後まで悩んで時間の関係もあり使うのを断念しました。スケールは1/20で全長約60cm。
【機体にまつわる話】
デイ・ドリーマー(空想癖を持つ人間、空想家)が空想にのめり込むあまりなかなか現実世界に戻れなくなる現象が多発して大きな社会問題となり、その理由を解明するため脳波をスキャンして映像変換することに成功し、本人以外の人間によっていわゆる夢の内容を観測できるになった近未来、現実世界と空想世界を隔てる境界に「空想壁」と名付けられた空想力の強さの度合いに応じて高さの異なる城壁や堤防のような防御壁が存在することが分かった。さらに空想から目覚めさせるために現実世界からの五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を利用した刺激や干渉に対して空想壁を崩壊させまいと抵抗する意識を可視化したかのようなウォール・キーパー(Wall keeper)と名付けられた「空想兵器」が空想壁を守っている。このウォール・キーパーはデイ・ドリーマー自身の趣味嗜好により様々で、その可視化された外見は機械や生物あるいはそれらが融合したものであったり、ありとあらゆるバリエーションが存在する。そしてさらにデイ・ドリーマーへの催眠治療で得られた証言によれば、空想兵器には固有の名前が付いており、物理現象は現実世界とは異なる空想科学技術力によって説明される。ここでデイ・ドリーマーのひとりであるクルスカル・スゼッケル(Kruskal Szekeres)氏の空想壁を守るウォール・キーパーが破烈の飛行船「ペンドラゴン」である。外見が竜の頭(頭蓋骨)にどことなく似ていることからそう名付けたそうで、そして現実世界ではまだメカニズムがはっきりと解明されていない(現実世界の電磁力(ローレンツ・フォース)をマクロレベルに応用した超電磁力を重力と反対向きに作用させる)揚力発生装置を使って飛ぶように進化した蒸気機関車の成れの果てとゆうことだそうである。また機体下部にぶら下がる武装火器である二連装プラズマ電磁加速砲(通称ガード・レールガン)は機関車がレール上を走っていた頃のなごりであるとも。ところで余談になるが、大昔の人気を博した大河群像冒険絵物語の第三部以降で予言されていた可視化された守護霊のような存在がウォール・キーパーと合致すると現時点で考えられている。信じるか信じないかは貴方次第です。
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お気楽お手軽オリジナル?)
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ご指摘の通り添え物フィギュアは時間がなくてただのスケール比較用だけの存在になりましたが(笑)、バックのホワイトベージュ(?)色のカーテンと同じ成型色でうまく溶け込んでいる所為でそうゆう雰囲気の印象に映るのかもしれませんねぇ。ありがとうございました(^^;;;