ロクシカク :『Chorus Line コーラスライン』機体にまつわるお話し。
灰音船とは釈迦の眉間と呼ばれる辺境地で飛んでいた船の事で、この船の詳しい記述は残ってはおらず、灰色の声を持つ子供が歌を歌う事によって飛んでいたらしいと言われていた。この灰色の声と言われている声は変声期にある高音と低音が混ざり合う声の事を言い、例えるならばホーミーに似たソレを倍増させる事により動力へ変換していた。
話しは変わり、この灰音船の物と思われる基部がひょんな事からある2人の元へ転がり込み、少ない資料に情報を掻き集め変態メカニックより独りよがりなオリジナリティー溢れるカスタムを施した灰音船が組み上がる。
そこに、普段はちょっと気弱な彼女だが乗り物に乗ると人が変わりスピードのバーサーカーと異名を持つパイロットにより今飛行実験が行われようとしていた。

「あれ⁇ちゃんと撮れてるかな⁇」
「ねぇーっ!モニターどうなってる?」
「んぁっ撮れてんじゃねぇかぁ〜」
「ちょっとまって明かりを点けないとっ」
「おーっあんま時間ねぇからさっさと準備終わらせてしまってカウントな。」

「了解っておわっ⁉︎何コレ⁈」

「おおコレかぁ〜俺が開発したギロチン吸音システムって仮名なんだが。
まっアレだ灰音船に使ってたラッパ見たいな基部が音をエネルギー変換するらしいからこれで音を取り入れるって寸法よぉ‼︎」
「ギロチン…。もうちょっとマシな名前はないの…。」
「まぁ上手く行けばもちっとマシなネーミング考えねぇとなぁ。」
「上手く行けば?」
「ん…ちょっとなこのギロチン作動すんのにスピードがいるんだわ…。
果たしてどのくらい出せばいいのやら。
俺にもわからん。」

「わかったわ。後はあの丘の先にあるコーラスラインをうまく利用するしかないわね。」
「ああ。コーラスラインをうまく使えばこのギロチンも歌ってくれるだろう。
空も落ちついて来たな。
そろそろ出発するか。」

「ホントに飛べるかなぁ」
「まっ俺のギロチンにお前のブレンダーにお前の腕を信じろ。
そこに空があるなら飛ばない理由などいらないってな‼︎」
「じゃカウント始めるぞ‼︎」

追記
この場をかりまして小林誠先生、コンペを開催して頂きましたホセ様ありがとうございます。
色々と楽しませて頂きました‼︎
拙い文章、勉強不足でお恥ずかしい限りですがよろしくお願いします。
ご参加された皆様大変お疲れ様でございました。ツイッターなどで製作過程の記事がアップされる度刺激を受けました‼︎
ホントありがとうございました‼︎
スポンサーサイト
有難うございました!
夜空にボンヤリしたのがあんりにもカッコ良いんでつい
ちゃんと見たくてリクエストしちゃいましたww