フォルゴーレ :『ヴィマナ"バフォメット"/Vimana"Baphomet"』
ヴィマナ(vimana)とは、古代インド最古の古典「リグ・ヴェーダ」叙事詩『ラーマーヤナ』および叙事詩「マハーバーラタ」に登場する、自在に空を飛ぶ乗り物のことである。
中型の輸送艦のヴィマナ。蒸気のちからで離陸し、帆で風を受け、風に乗り船体横のフィンがオーニソプターのように羽ばたいて、船をコントロールします。お腹の部分は別ユニットで換装可能。武装の類いは無い。
<ショートショートストーリー>
曇り空の下、ある国のヴィマナの飛行小隊が斥候中戦争状態にある隣国のヴィマナを捉えた。


新人のヴィマナ乗りは驚愕した。
「あれを襲うのですか?」
「なんだビビってるいるのか?腰抜けめ…あんなのは図体だけだ」
狙うは隣国の中型の輸送艦。護衛艦が一隻いるものの速力は遅く、武装も無い。あれを落とせば敵国の補給が遅れるのは間違いない。
「気合を入れろ。お前は俺のケツに張り付きながら…余裕があるなら右舷を狙え…他はみんな予定通りだ」
「り…了解」
新人のヴィマナ乗りはごくりと唾を飲み込むと操縦桿を強く握りしめ初めての獲物を睨みつけた。



<制作>
vol1、vol2の時の作品と同様の世界観を踏襲しました。今回はできるだけ「弱そうに」ということを軽く念頭に置きながら作っていきました。反省すべき点は斬新な設計ができていないというか…これまでの形からはみ出してない所…ですかね。でも世界観は表現出来たと思いますし「顔」部分は自分なりの気に入った形になってよかったと思っています。あと張り線が気にいっています。めんどくさかったけど。前回と同じスケールの1/144です。ほんといつも工作塗装含め仕事が荒くて申し訳ないです。あと遅刻してすいません…
材料はボディはファルケ、ゴッグ、ハイゴッグ、フラップター、プラスプーン、プラ板・プラ材その他飛行機など色々。フィンはプラマドラー、マストは糸ようじの柄、帆はプラペーパー。その他衝角(的な何か)、尾翼などはプラ板。アクセントに立体シール(模様みたいな奴)を使っています。尾翼プロペラは干渉し合わないギリギリです;
今になって風車っぽい形のプロペラを自作すればよかったなぁと後悔してます。時間がなかったのでどっちにしろ無理でしたが。まぁ次回以降に活かします。
塗装はほぼいつも通りラッカーで黒サフ>8番シルバー>銅色>真鍮色>細部塗り分け>(帆)>(張り線)>エナメルで汚し という感じです。
今回も長さだけで言えば前回の戦艦級と同じ位のサイズで撮影ブースで全身を撮るのはなかなかに無理くりでした。というか巧くいきませんでした。なので写真と実物ではたぶん印象が違うとは思います。
ストーリーとか苦手ですが、そしてすごく短いですが書いてみました。今回のヴィマナは標的でそれに攻撃をしかける新人ヴィマナ乗り視点で書いてみました。新人ヴィマナ乗り及びこの小隊は比較的小型の戦闘艇(vol1のやつ)に乗っているのでしょうたぶん。
ちなみにタイトルの"Baphomet"は黒ミサを司る、山羊の頭を持った悪魔の名前。なんとなくシルエットが山羊の頭骨に見えたので。
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